SNEP (42)

スネップ(孤立無業)を通じて
お話したいと思ったことは
主に次の三つです。
(1) 働き盛りの人々が
無職になったとき、家族以外と
交流のない孤立状態に陥る傾向が
強まっていること
(2)無業者が孤立した場合、
求職活動など仕事に就こうとする
ことも弱まっていく結果、さらに無業
と孤立が深まるという悪循環が
生じていること
(3)孤立無業者になるのは、一部の特定
の人たちだけでなく、誰もがなるかもしれない
という孤立の一般化がみられること
です。これらの特徴について
なぜそのような状況が生じているのかを
データと実際に詳しい人のインタビューなどに
よって、明らかにしていく必要があります。