実に久しぶりに
中学2年生による
地域での職場体験学習の
講演。
とてもよかった。
いろいろ言ったけれど
一番言いたかったことは
ただひとつ。
職場でアクビちゃんはダメよ。
教室でアクビをしても先生は
怒らない。
職場でアクビをすると職場の
雰囲気は悪くなる。
そのことを中学2年生は知らない。
さあ、たくさん失敗してこよう。
大人も職場でアクビをするけどね。
カテゴリー : 玄田日記
よそ者
たかじんさん
のことは、
よく知らないけれど
キヨシロとかチャボの
唄とか、好きだったんでしょう。
ナニワ・サリバン・ショーは
最高だす。
壁
50を手前にして
やったことがないものが
たくさんあることに
あらためて気づく。
その未経験を経験に
少しずつ変えていくのも
案外おもしろいかもしれない。
そこでその新年第一弾を
やってみた。
テニスの壁打ち。
20年近く前にオックスフォードに
いたとき、毎日のようテニスはやっていたのだが
それ以来、ほとんどやっていない。
相手もいない。壁打ちもやったことがない。
ただ近所に壁打ちの場所があるのは知っていたし
研究室の引き出しの奥底にはそのときのラケットと
ボールも眠っている。それを取り出して、やってみる
ことにした。人の少なくなった夕暮れ間際の午後4時。
まずボールが思ったより重い。20年前からタイムスリップ
してきたボールだ。ラケットのグリップも当時のぼろぼろの
ままだ。
至近距離から少しずつ始める。お隣のじゃまになっては
ならぬ。
・・・・・・。
意外といけるじゃないか。楽しいぞ。なんだこれは。
すごくストレス発散になる。30分で息も上がるが
それも楽しい。実にいい。一人なのもいい。
帰り道、なぜ壁打ちがあれほどストレス発散になったのか
考えてみたら、すぐに思い当たった。
打った球が、かならず返ってくる。
日常は、とてもこうはいかない。
それなりに打てば、それなりの球が返ってくる。
もちろん打ち方が悪ければ、しっかり返ってこない
ときもある。
実にいい。
次は何のささやかな未経験に挑戦しようか。
年賀状
研究室の片付けを年末からしていたら
昔のインタビュー記事とか、Q&Aに答えた
ものがみつかる。
2003年に受けたインタビュー。
Q:家にいる妻のほうが年賀状が多い。
まず、このQの意味が、すでによくわからない。
ただ当時はまだそういう時代だったのだろう。
そんな質問に答えるゲンダもゲンダだ。
どう答えているか。こうだ。
A:別にいいじゃないか、それで何の問題がある?
家長としての沽券にかかわるといでも言うのか。
妻には妻の世界がある。
年賀状が欲しければ妻に届いた年賀状の倍、
書いて出せばいいだけの話だ。
書く相手がいないというのであれば、
それは自分の仕事と生活が、たかがそれだけ
のものだったということなのだ。
・・・・。
ゲンダは何に、そんな怒っているんだ。
別にいいじゃないか。
落としだま
地下鉄のホームで
電車を待つ。
電車以外待つものも
ないのだが。
後方を女性が歩いていた。
ふと緑色の何かを落とした
気がした。本人は気づいて
いない。
拾ってみると
有料駐輪場の登録カード
みたいなものだった。
女性に近づくと
財布のなかを調べている。
「これ、落としましたか」
「あ、ありがとうございます」
と、軽く言われる。きっと
相当よろんでいたのだろう。
これで何かいいことがあるかな
と思ったが、反対だった。
今朝からずっと探しているのだが
小銭入れがない。かばんや昨日
来ていた服やコートを何度も探したが
ない。
被害総額不明。
今度はこちらが落としたようだ。
あまりに悔しいので
さっき100円ショップで
小銭入れを買った。