秋晴れの候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。このたびは、私どもの調査研究の実施にあたりまして、格別のお引き立てを賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
9月24日(日)から9月30日(土)の一週間にわたり、総勢約30名が御地釜石市に訪問させていただき、のべ200名の方々から貴重なお話を伺うことが出来ました。4回にわたる市民講座にも毎回たくさんの方々にご参加いただき、たいへんな盛会となりました。ご協力をいただきました全ての釜石市民の皆様、市役所の方々に心より感謝申し上げます。
私個人も多くの方からお話を伺い、なかには7月に引き続き調査にご協力をいただいた方もいらっしゃいました。釜石の現在を担い、未来に新しい希望の芽を育てようとしている方々に、共通して感じることが多々ありました。
私が強く印象に残っているのは、
実現の困難な目標をあえて自らに課していらっしゃること、
個人を超えて社会や地域を愛する利他的な動機をお持ちであること、
地域内外にまたがる人と人とのつながりを大切にされていること、
繊細さと大胆さを兼ね備えた独自の行動原理をお持ちであること、
これまでとこれからを語る経験に基づく独自の言葉をお持ちなこと、
などを、みなさんのお話から感じたことです。
釜石の中学生の皆さんとお話が出来たことも、たいへん楽しい思い出になりました。今後、私たちでお役に立てることがあればご相談ください。
調査研究に参加した一人ひとりが、教えていただいたことを記録にまとめることになります。これをご縁に、末永くおつきあいさせていただきたいと思います。
改めて、この度はありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具
東京大学社会科学研究所
希望学プロジェクト
玄田 有史
カテゴリー : 玄田日記
イソップだったと思うんだけど
One for all, All for one.
みんなが一人のために、一人がみんなのために
確か三銃士かなんかの言葉だけど
もっぱらラグビーで有名。なんといっても
ドラマでしょう。知る人ぞ、知る、たしか
その名はイソップ。
でも最近感じるのは、どっちかというと
One for Some, Some for one.
誰かがひとりのために、ひとりも誰かのために。
こっちがリアルな気がするんだけれど。
一週間
日曜から一週間、
岩手県釜石市でお世話になります。
よろしくお願いします。
赤アカあか
今日、歩いていたら、
ものすごい数のトンボに
出会った。指を伸ばしたけど
とまらなかった。
稲刈りのみなさん、
お達者で、お仕事ください。
生きておる
九州方面に在住の方々、台風
お見舞い申し上げます。
小さい頃、台風が来ると
よく停電になった。
連休だけど、何もしない。
火曜に河合蘭さんにはじめて
お目にかかるので「未妊」(NHK生活人新書)
を読み直す。とても良い本だと改めて思う。
同僚の中村尚史さんの仕事である
「中内功 回想録」(流通科学大学)も
すばらしい。ただ「生きておる」という
戦争中の話しは改めて印象的だった。
両方とも、希望を捨てることではじめて
得られるものがある、というはなしがあって
何か感じるところがあった。