先月末から非正規雇用に関して
エッセイと論文が2本。なんとか
仕上がる。
非正規雇用のあるべき望ましい姿を
検討しようとするとき、大別して2つの
アプローチがあり得る。
一つは、置かれている深刻な現状を
鋭く指摘し、その状況の解消を目指す、
いわば非正規雇用の「暗」部に切り込む
アプローチである。「派遣切り」や
「非正規の雇い止め」の問題など、
近年しばしば話題に挙がるのは、
その暗の側面である。
それに対しもう一つのアプローチとは、
非正規雇用のなかで状況に改善がみられる
場面を見逃すことなく、その機会の拡大に希望を
つなごうとする「明」の側面に注目するものである。
ずっと考えているのは、後者である。
2009年3月
あと3日
金曜から今朝まで釜石へ。
釜石で設立された市民の方々の
活動「きぼう塾」にお祝いのご挨拶
をするのと、3月4日の希望学報告会の
打ち合わせ。今回も新しい知り合いが
何人か出来た。
いよいよ今週水曜に希望学の成果
報告会。あまり気負うことなく
やりたい。
それでも多くの希望学のスタッフが
準備に奔走いただいていて頭が
下がる思いだ。
ご登録いただいたみなさま、
ありがとうございます。天気予報は
雨模様のようですが、お越しいただくのを
関係者一同心よりお待ち申しあげます。
http://project.iss.u-tokyo.ac.jp/hope/symposium/090304_symposium.html
「希望の多くは実現しない。希望は多くの人にとって失望に終わる。希望は文字通り、希(まれ)にしか叶わない望みである。…しかし、希望を持ち、失望を経験することで、はじめて獲得できる希望もある。」