気がつけば、明日から9月。
ひまわりも、すっかりみなくなった。
今日は台風のなか、大学に。
研究所は、これから引越しの真っ最中。
ボクはないけど。
今週の木曜より、近未来事業の
雇用システムワークショップを再開
します。
今回は、学習院時代にいつも遊んで
もらっていた今野さんと、同僚の
中村圭介さんです。
くわしくは以下をごらんください。
http://das.iss.u-tokyo.ac.jp/future/koyou.html
個人的には、毎回とても
勉強になっている。「労働」をやっている
という気がする。
どなたでも参加ご自由です。
2009年8月
7月の完全失業率発表
7月の完全失業率が発表された。
ついに2002年6、8月、2003年4月の
過去最高だった5.5パーセントを超え、
季節調整で5.7パーセントとなった。
これを衝撃的とするニュースや記事
などが広く報道されるだろう。まずは
動揺するだけでなく、冷静に事実の把握
を積み重ねることが大事だ。
パーセントでなく、絶対数も大事になる。
完全失業者数が359万人というのは
2002年当時とまだ同水準。今後400万人
を超えるかどうかが、一つの目安だろう。
これまで年内の失業は年前半に深刻化する
ことが多かったが、これから年後半に益々
悪化するとすれば、それこそ大きな構造変化
になるかもしれない。数字の増減だけでなく
秋以降の動きが気になるところだ。
調査では、雇用者の減少幅(80万人減)で
前月(110万人減)に比べ30万人縮小も示されている。
季節調整値にいたっては、前月比で雇用者数は
24万人増加と、8ヶ月ぶりの回復の兆しもあることも
見逃せない。
雇用者の増加が増えたとしても、それが採用が
増えたからか、離職が減ったからかで、認識や
対応も異なる。その区分が重要だ。
失業率(数)も、新しく失業した人が増えても
拡大するが、失業からの脱出が困難化しても
増える。どちらで増えたかで、失業の見方も
異なる。
今後、あくまで推論だが、景気の底打ちに伴い
失業に入って来る人の勢いは一時よりも弱まる
かもしれない。そうなるとより対応が急がれるのは、
失業から抜けられない人、失業の長期化問題になる。
求職活動は3ヶ月が一つの勝負で、それを超えると
誰でもたいへんになる。長期失業から脱却できた
ケースの状況を集めて、広く関係者で共有すべきだろう。
大事なのは、具体的な改善例だ。
ちなみに今回の報告は、総選挙の直前になったが、
選挙の日程が決まる前から、確定していた発表日
である。そのことは、あらためて記しておきたい。
専門家とは
先日参加した、ある研究会でのこと。
ある研究者が、「未来の世代の代弁者に
なることが、専門家の大事な役割」といわれて
ちょっとハッとした。良い言葉だと思った。
あわせて、既にいない過去の世代の意思を
伝えていくことも、専門家の役割なんだろうな
と、今日、思った。
もろきゅうのみそもよし。
今日は、〆サバが誠に美味しい
お店に、友だち家族をご案内。
よろこび。満足す。
冷麦と素麺の違い
日曜の世界陸上、女子マラソン。
久しぶりに釘付けになってみた。
釘付けになると、なぜか小さな
テレビの前で立ってみている
自分がいる。なぜだ。
銀メダルも、入賞も、
完走もそれぞれ素晴らしい。
そのなかで、一番ヒヤヒヤしたのは
尾崎選手が、ある給水所で、
ドリンクを取り損ねたとき。そこまでは
よくあるのだけれど、その後、白い
ジャージを来た日本人男性が、伴奏
してドリンクを渡した場面が、はっきりと
場面に写っていた。コーチか?
あれは、ルール違反ではないのか?
マラソンのルールのことはよくわからない。
でも走っている途中で渡したりするのは
多分まずいだろう。それとも、給水エリアが
あって、そのなかならOKということか。
せっかく銀メダルとっても、それが原因で
取り消しになったら・・・と思って、どちらかと
いうと、それが気が気でなくて、釘付けに
なったところもある。
あれから2日経つが、特にこの件についての
報道を聞かない。よかった、ということか。
夏の冷や冷や。