私は論文を書いて
「それがどのような政策につながるのですか」と
いったことを、石川先生から問い質されたことが一度もない。
政策、なかでも労働政策は、総合的な観点から判断し、
立案・実行されるものだ。 多くの前提条件にもとづく、
たかだか一本の論文からもたらされた含意などが、
そのまま通用するほど政策は単純でない。
では、政策に直結することが目的でないとすれば、
研究の目指すべきものとは、そもそも何なのだろうか。
私は論文を書いて
「それがどのような政策につながるのですか」と
いったことを、石川先生から問い質されたことが一度もない。
政策、なかでも労働政策は、総合的な観点から判断し、
立案・実行されるものだ。 多くの前提条件にもとづく、
たかだか一本の論文からもたらされた含意などが、
そのまま通用するほど政策は単純でない。
では、政策に直結することが目的でないとすれば、
研究の目指すべきものとは、そもそも何なのだろうか。