本や論文を書くときには
できるだけ誤字がないように
気をつけている。
学生にも「誤字が多いと読者の信頼を
なくすことがあるから気をつけよう」
といったりする。
ただ、そうはいっても、どんなに注意してみても
何カ所はどうしても残ってしまう。それに
あるとき、吉行淳之介が「誤字や脱字やあるのも
人間味があって、かえっていい」というようなことを
書いていらして、たしかにそうだよな、と思うように
なった。だから以前ほど、あまり誤字は気にしてない。
ただ、今回の「希望のつくり方」は、編集の小田野さんと
校正さんが、ほんとうに丁寧にみてくださって、まったく
みつからなかった。
それが先日、発見された。
なんと、自分の本のタイトルがまちがっていた。
自分の本を見逃すなんて、自分のミス以外の何ものでもない。
『仕事のなかの曖昧な不安-揺れる若年の現在』
が正解。よく引用されるときに
『仕事の中の曖昧な不安-揺れる若年の現在』
と書いてあることがあって、なんだか仕事中みたいだな
と思った。そういえば
『仕事とセックスのあいだ』という本のタイトルを
『仕事中にセックス』と言われたことがあった。
今回の間違いは
『仕事のなかの曖昧な不安-揺れる若者の現在』
と、2箇所あります。どこかぜひ探してみてください。
そういえば、講演会をしたとき、題名が
『仕事のなかの暖味な不安』
と書かれたこともあった。なんだか暖かい。
2010年10月
チュチュ
今朝、マヨネーズのチューブ(?)を
くわえて飛んでいるカラスをみかけた。
カラスよ、何にそれを、かけるのだ。
まぼろ
三重の津に行ったので
駅の改札を出たところのお店に、
ギョウザ・パンがあるはずで
買おうと思ってみたら
ギョウザはあるが、パンはない。
ないですねえといったら、
地元の人が口をそろえて
そんなパンなどみたことない
という。
つよい確信があったはずなのに
なぜ? まぼろし??
だとすれば、近鉄の途中でみえた
自動車教習所で、なぜか
自転車に乗った女性が
コースを走っていたのも
やはり、まぼろしだったのか。
カニサムニダ
ずっと韓国のジェジュ島に国際会議で行っていた。
今回は結構はりきって発言してみた。
スペインの研究者と意見対立。負けるもんか。
会議が終わって、近所の店にひとりで呑みにいく。
ひとり呑み友の会としては、会議でいくと必ず
会場の外にひとりで呑みにいくようにしている。
今回もひとり旅はたのしかった。蒼井優によく似た
店員さんから、無言で焼き肉にはキムチもちょっと
焼いて食べるとおいしいとおしえてもらった。
マッコリもおいしかった。なかなかに充実した
4日間だった。
いざ。
これから旭川。空港に行く前で
東京駅で入った店が、
旭川ラーメンの店だった。