目白。

 今日は8年ぶりに学習院大學で学部の授業。
 南3-201教室というのは、1992年にはじめて
 学習院に赴任したときに講義した教室だった
 ような気がする。変わっていたのは、黒板が
 ホワイトボードに変わったことくらい。
 7月まで金曜1時から4時まで授業は続く。
 むかしは桜が3月の卒業式には散っていた年
 もあったけれど、今日はまた残っていた。
 学部の授業は難しいけど、やっぱり楽しい。
 学習院には育ててもらったので、いろいろと
 思い出がある。

サクラジオ

 満月の夜桜。最高でしょうね。
 
 ラジオも今週は桜唄が満載。
 どれもいいね。
 ラジオといえば、ここ何年もやっている
 NHK高校講座「現代社会」が今年は
 全面新作の取り直しとなります。さらには
 今年からインターネットからも聴けるとの
 こと。
 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_syakai/
 私の出演は5月からですが、その前に4月6日、7日に他の出演者と
 2回にわたり、鼎談(3人で話すこと)をしました。それも↑のところから
 聴くことができます。
 今年はNHKのFM40周年ということもあって、BRUTUSで特集が
 組まれたりと、ラジオ好きとしては嬉しい限り。
 なんつったって、ゲンダラヂオなもんで。
 追伸:年末に比べて年度末には非正規の雇い止めに対する
 支援の報道が少ないのでは?といいましたが、ここ数日
 日本青年館での相談会の報道や、ハローワークでの職員増員
 などの報道も、最近登場していますね。一つひとつの積み重ねが
 大事なのだと私は思います。

とんちき

 なんとなく、本当になんとなく
 ここ最近、使わないようにしている
 言葉がある。
 「きちんと」
 別に明確な理由があるわけではない
 んです。どなた方がお使いになることに
 異論もないんです。でも、自分で使いそう
 と、急ブレーキがかかる。
 きちんとしてないからだろうか。
 きちんと、てっ何だろう?
 

3月末に起こったこと

  花粉症でぼっーとしているうちに
 なんとなく4月に突入してしまった。
 待てよ、そういえば、3月末は派遣など
 非正規の雇い止めが集中していたんじゃなかったけ。
 
 急いで厚生労働省が3月に速報した非正規雇用者の
 雇い止め等の状況を確認する。
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0331-2.html
 やっぱり3月は、昨年12月に次いで、雇い止めは集中している。
 調査当時に把握されていなかったものを含めれば実際には
 3月の雇い止めはもっと多かったのではないだろうか。
 でも、報道ぶりは、昨年12月に比べれば圧倒的に少なかったように
 思う。日比谷公園での派遣村のような象徴的な出来事が3月末には
 なかったからなのか。それともあったにせよ、視聴者が飽きてしまい、
 もう報道価値がないと、メディアにみなされてしまったのか。
 株価もいつの間にか9,000円目前、為替レートも緩やかに円安方向に
 進んでいる。エコノミストの予測としては今年後半には在庫調整も
 一段落し、景気は底を打つというのが、多いようだ。
 
 ただ、だからといって、雇用問題が解決したわけでもなんでもない。
 ゲンダ個人としては目下の研究テーマは2000年代の深刻な雇用情勢と 
 その回復過程を今一度正確に記録することだが、2008年末からのかつて
 ない急速な雇用悪化についても、その理由を解明する必要があるだろう。
 
 変化が激しいと、すぐ過去を忘れてしまう。
 過去を忘却することは、希望を忘却することにつながる。