人間に格はない②

 
 今回の本にもいろいろと
 思いいれはある。
 装丁(カバー)も一つだ。
 とても気に入っている。
 装丁は、「まえがき」を受けて
 編集者のMさんが、何度も現場に
 足を運んで撮影したなかの一枚を
 使ったものだ。
 まえがきを読んでいただくと、その
 意味をお分かりいただけると思う。

人間に格はない①

  私は論文を書いて
 「それがどのような政策につながるのですか」と
 いったことを、石川先生から問い質されたことが一度もない。
  政策、なかでも労働政策は、総合的な観点から判断し、
 立案・実行されるものだ。 多くの前提条件にもとづく、
 たかだか一本の論文からもたらされた含意などが、
 そのまま通用するほど政策は単純でない。
 
  では、政策に直結することが目的でないとすれば、
 研究の目指すべきものとは、そもそも何なのだろうか。

新刊発売

 いよいよ新刊の刊行となります。
 
 『人間に格はない-石川経夫と2000年代の労働市場』
 玄田有史、ミネルヴァ書房、2月24日発売、3500円
 です。 ご愛顧のほど、よろしくお願いします。
 〇
  石川経夫先生が1998年に亡くなって以来、
 私は何冊かの著書といくつかの論文を発表する機会に
 恵まれた。それらの研究について、構想、実証、執筆といった、
 あらゆる段階で「石川先生ならば、どのように考えるのだろうか」と、
 自問することが半ば習慣となっていた。
 
  自問とは第一に、学術研究に必要となる正確な知識と手法とは何か、
 ということである。そしてそれにもまして重要に思えたのは、研究の問題意識、
 把握方法、さらには表現手段が、はたして適切なものであるか、ということ
 だった。大切なのは、根拠なく格下であるかのように見なされそうな人々の
 働く実像、働けない実像を、少しでも正確に知ろうとすることである。
 それが、石川先生からの教えだと、思っている。
  本を執筆したときには、担当の編集者の方から丁寧なご意見をいただいたし、
 学術論文を専門雑誌に投稿すれば、匿名のレフェリー(査読者)から厳しくも
 的確な批判をいただいたりした。だが、正直にいえば、本でも論文でも、
 最も手強いレフェリーとは、いつでも私のなかに生き続ける石川経夫だった。
 
 

ごセツメイ

 何日か前に書いたことで
 ご心配いただいたので
 ご報告。
 ええ、えっと、
 
 銭湯に戦闘てきな気分で
 なにがセントーだと書いた
 わけではないのです。
 その後もただただ、450円、
 銭湯いってます。このあいだ
 はじめて忘れ物(持って行くモノ
 忘れ)がなくなりました。
 
 でも、なんでもそうですが
 なんというんですか、
 わかったようなことをついいったとき、
 自分がときどきイヤになるので・・・。
 
 あれっ、かえってご心配を
 増やしたでしょうか。
 いえいえ、今日はいいことが
 ありました。後日、お伝えしたく。
 いい気になってたら、ごめんなさい。
 けど、よかったあ。
 いいのができました。
 

さんもなんそ。

 夕刊は毎日新聞が好きだ。
 帰りの日比谷線銀座駅で 
 買うのもだいたい毎日。
 そんな夕刊毎日に明日金曜
 インタビューをしてもらった記事が
 出るそうです。
 記事を書いてくださった
 山寺香さんに、取材のときに
 「おひさしぶりです」といったら
 キョトンとされた。初対面だった。
 そんなもんさ。