長期失業

  昨日発表の『労働力調査』(2010年平均)
 によると、1年以上の長期失業者が121万人と
 現在の統計となった2002年以降、過去最多に。
 長期失業者対策は、失業対策のなかでも最も
 解決が難しいものの1つ。わかっているのは
 一人で解決しようとしても困難だということ。
 とにかく支援機関に諦めずに通うというのが
 現状では最善の対策だ。通いながら、個別に
 アドバイスをもらったり、職業訓練や生活支援
 の方策なども可能だ。生活支援は現物給付など
 を通じた対策の改善も重要になる。

隠れた偉業

 公共職業安定所を通じた
 月間平均就職件数は17.9万人
 にのぼり、昭和38年(1963年)
 以降で、過去最多になっていた
 ことは、あまり知られていない。
 リーマンショックが起こった
 2008年から有効求職数は209万人
 から最近270万人に跳ね上がった。
 一方、有効求人数は約180万人から
 140万人へと激減した。その結果、
 有効求人倍率は08年の0.88倍から
 10年の0.52倍へと低下した。
 しかし、そんな厳しい状況のなかでも
 ハローワークは、着実に就職の実績を
 挙げているともいえる。こういう事実は
 まず報道されることがない。
 最近、色々と議論の仕方のアンバランスが
 気になっている。

適職

 
  何が得意かとか
  何が向いているか
  ではなく、
  何であれば、
  自分に希少価値があるか
  を考える。
  けっして得意なわけでもなく、
  向いていると思えなくても、
  誰もやろうとしないことで
  自分にとってはさほど
  苦にならないことであれば
  それは適職だ。
  適職なら、最初は給料が 
  低くても次第に増えていったり、
  なんといってもやりがいが出てきたり
  する。
  自分がそこで希少価値であるならば
  自分にはValueがある
  ということである。

陽に当たった雪は相当まぶしい。

 わかりやすいことが
 すべてよいことではないし、
 むしろわかりにくいことの
 なかにこそ、ほんとうに
 たいせつな何かがあるように
 思っている。
 それでも、たてつづけに
 「さっぱりわからない」といわれると
 さすがに少しこたえるのも
 正直な気持ちだ。
 
 ただ、それでも、これを糧に
 して、さらに前へ進まないと
 本当にオリジナルなものは
 できないだろう。内容もやり方も。
 4時間半、電車に揺られながら
 そんなことを考えた。