バスの中で

 羽田から横浜行きのバスに
 たまに乗る。
 そのとき、いつもどうなんだろうと
 思うことがある。
 バスは2人席なのだが
 先に来た人のなかで、隣に座られない
 よう、カバンをもうひとり分の席に 置いている人がいる。
 誰かが座ることを拒絶している。
 
 往々にしてその人は
 携帯電話を覗いている。
 電車と違って、バスでは何かあったときに
 車内を移動できない。だから警戒的になる
 のは、わからないでもない。
 バスの座席に、余裕があると勘違い
 している人もいるのかもしれない。
 これから社会がどうなるのか、
 わからないが、こういう光景がこれから
 減っていくことが、社会が良くなるって
 ことなんじゃないかと、ふと思ったりした。
 むかしは、バスの運転手さんが車内放送で
 「座席にカバンなどを置かないでください」
 と言っていた。将来もまた放送がされるのかもしれない。
 最近は新幹線で「降りるときには、座席は元の位置に
 戻しましょう」とアナウンスしている。 
 でも、そんな放送やアナウンスの力で変わる、
 なくなれば元に戻るというのは、なんだかつまらない
 気がする。
 さかんに上海万博が報道され、高度成長期の日本の
 ようだと懐かしがっている。でも本当は40年経っても
 なにも変わっていないのかもしれない。

あの日の失業

 「2009年の失業-過去の不況と比べた特徴」
 『日本労働研究雑誌』2010年5月号
 http://www.jil.go.jp/institute/zassi/new/rb01.htm
  2008年以来、急速に深刻化した
  失業の特徴を、低成長期以降の
  何度かの失業率が高まった時期と
  比べてみた。
  今日、2010年3月の完全失業率が
 発表されたが(5.0%)、この論文を書いた
 のは、2月末で2009年の年間統計が出揃った
 ばかり。冷や冷やしながら、なんとか書き上げる。
 以前に雑誌の編集委員をしていたとき、半分意地
 で毎年、失業の特集を組んでいた。こんなご時勢でも
 まだまだ失業や無業の研究は少なすぎると思う。
 だから、ちょっとたいへんだったけど、やってみた。
 がんばっている後輩からの依頼は、なかなか断れない
 ものなのだ。

ざらまん

 「まんざらじゃない」。
 この言葉が好きだ。
 という話をしたら、元キャディさんから
 
 「40代が言うのは、早い。60歳以上に
 なってから」。
 と注意された。きっぱり。
 「まんざらじゃない」が似合う爺になりたい
 ものだ。

止れま

 バイク乗り入れ禁止の歩行者専用道路を 
 歩いていたら、道に白いペイントで
 
 「歩行者は自転車に注意」
 と書いてあった。
 逆だろう?と思わず、逆切れしそうに
 なりながら、歩いていると、500メートル先に
 今度は
 
 「自転車は歩行者に注意」
 と白塗りしてあった。
 途中で間違いに気づいたのだろうか。
 それとも、ペインターは深い平和精神の
 持ち主だったのだろうか。
 気になる。