もう少し

 希望学本も第2巻は既に
 印刷所にまわり、私たちの
 手元を離れた。
 第3巻も、後は最終原稿の
 チェックのみ。
 第4巻は、あとがきを現在
 構想中。
 足掛け5年目に入った希望学も
 いよいよ一つの区切りを迎える
 ことになる。

おみごと

 「ねえ、なんかおいしいもの、食べにいこうよ」(若い女の声)
 
 「いかねえよ」(若い男の声)
 
 「とっても楽しみだわ」(若い女の声)
 「楽しみじゃねえよ」(若い男の声)
 「隣の部屋の声、筒ぬけなんだよ」(若い男の声)
 今日、聞いていたラジオ・コマーシャル。週刊〇〇タイ
 という、賃貸住宅紹介の宣伝だ。賃貸のニュースだと
 思わず聴いていたこともあって、このオチは久々に
 ウケた。ラジオコマーシャル、音だけならではのオチだ。
 ラジオもそうだけど、テレビコマーシャルの最近の変容振りは
 すさまじい。宣伝に向ける支出は、こぞって切り詰められている
 のだろう。もしかしたら、今後の景気は、コマーシャルをみていたら
 一番わかるのかもしれない。
 でも、さっきのラジオコマーシャルではないけれど、結局
 創造力というのは、おカネの問題じゃなく、知恵とユーモア
 だとつくづく思う。

戦前・戦後

 総務省によると2008年10月1日時点で
 4人に3人がはじめて戦後生まれになった
 のだ、という。
 最近の不況を表す言葉に「百年に一度」
 という表現がある。それをはっきりと嫌いだと
 いった人を二人知っている。同僚の仁田道夫
 さんと、画家の安野光雅さんだ。仁田さんは
 戦後の労使関係論を長年調査してきた人で
 安野さんは自らの戦争体験のなかで語って
 いた。
 64年前の日本は、こんなものじゃなかったという
 のである。「ありふれた奇跡」というドラマの最終回
 にも同じような台詞があった。脚本の山田太一さんも
 同じ心境なのだろう。
 私も「百年に一度」という言葉は安易に使いたくない。
 4人に1人は、戦後の状況を語り、勇気を若い世代に
 与える義務がある。4人に3人は歴史を学びながら、
 未来に立ち向かっていく義務があると思う。
 
 

アマ的希望・プロ的希望

 今日は、本当のアマチュアこそプロであり、
 ただのプロフェッショナルはアマチュアだという
 報告を聞いて、なんだか元気になりました。
 
 久々に夜の雨音もいい。
 ラジオでは佐野元春の番組で
 ニール・ヤング
 only can love break your heart
 が流れている。この歌は
  高橋幸宏ヴァージョンも好きだ。