学習院大学での非常勤講師も
はやくも、あと4回。むかしもそう
だったけれど、学習院の学生さん
はとても落ち着いていて、すごく
授業がしやすい。感謝している。
ただ、それにしても、漢字が書けなく
なっていることに、自分自身、愕然
とする。「殺到」するを、「殺頭」する
と書くとは、我ながら、あきれる。
2時間連続の授業の上、先週、今週と
朝はNHKの録音もあって、終わった
ときは、ほとんどヘロヘロ状態だ。
毎回、誰かしら、懐かしい顔ぶれが
授業を覗きに来てくれるのも、うれしい。
あと4回。なにをしゃべろうか。
2009年6月
ユーモアin 三省堂
希望学第三巻『希望をつなぐ』が刊行。
第二巻とあわせて希望学の釜石研究が
地域で希望を求めて奔走されている方々
へのエールになることを願っている。
そんな希望学刊行記念もあって、
昨夜は神田の三省堂本店で
姜尚中さんとの対談イベント。
姜さんとは大学の構内でお見かけしたり
大学近所のお蕎麦屋さんでご一緒したり
したことはあったけれど、お話をするのは
はじめて。
対談では終始、希望学そのものに
エールを送っていただいた。
とてもやさしくて、懐の深い方、
誠実な方だなあと思った。
当初、今回のトークイベントは、笑い
はナシかな、と思ったが、終始結構
ユーモアと笑いで一杯だった。参加者
のみなさんに感謝。釜石から来ていた
澤田由佳子も、しっかりと釜石弁で
ウケをとっていた。おそるべし、澤田。
それにしても、いろいろトークイベントには
出たけれど、会場中の女性が、隣の男性
にうっとり目線をこれほど送っている会は
はじめてだった。いろいろおそるべし。
それにしても希望にはユーモアが大事で、
ユーモアについての意味は、三省堂からの
新明解国語辞典が最高であることを言い忘れた。
ぜひ、お持ちの方は、読んでみてください。
そして帰る。
関西方面に新幹線で行くときの
愉しみの一つは、京都で東寺の
五重塔を見ることだ。昼でも夜でも
雨でも晴れでも、こんな美しい姿は
あるだろうかと、いつも思う。
今日は朝時間があったので、久々に
歩いていってみる。東寺には、昭和5年の
火事で被災した黒こげの四天王像がある。
火事によって国宝指定を解除された。でも
この仏像には美しさを超えた、なんともいえない
凄みがある。
今までもみたことがあったかもしれないけれど
今回ものすごく心が揺さぶられた。
今回はおもいがけず白樺派の芸術展に出くわしたり、
久々に英語で同志社でしゃべったり、久々に学会で
コメントをしたり、ロッキングオンの清志郎特集号を
探して歩き回ったり(思いがけない本屋さんにあった!)
と、なかなかの京都小旅行だった。
新幹線ホームにて。
初体験
今日から京都。いつもは京都はまず
日帰りだけれど、今回はいろいろな
ことが重なって、土曜から月曜まで
2泊3日だ。
そこで朝の仕事が終わった後、宿の
近くの自転車屋さんで自転車を借りて
界隈を移動する。京都で自転車は
初体験。京都は、本当にいろいろな
お店があるなあ、と感じる。蕎麦屋も
けっこう多いんだ。はじめて知った。
昨日そして今日
希望学第3巻
『希望をつなぐ-釜石からみた地域社会の未来』
の来週刊行を記念して、昨日、宇野さん、中村尚さん
と盛岡で記者会見。その後、釜石に移動し、鼎談と
対話の集会。どれも楽しかった。
今日の朝日新聞の夕刊(地方版では一部明日の朝刊かも)
で、希望学の4年間をふりかえるエッセイを書かせていただき
ました。イラスト、素敵だ。よろしければご一読ください。