新刊発売

 いよいよ新刊の刊行となります。
 
 『人間に格はない-石川経夫と2000年代の労働市場』
 玄田有史、ミネルヴァ書房、2月24日発売、3500円
 です。 ご愛顧のほど、よろしくお願いします。
 〇
  石川経夫先生が1998年に亡くなって以来、
 私は何冊かの著書といくつかの論文を発表する機会に
 恵まれた。それらの研究について、構想、実証、執筆といった、
 あらゆる段階で「石川先生ならば、どのように考えるのだろうか」と、
 自問することが半ば習慣となっていた。
 
  自問とは第一に、学術研究に必要となる正確な知識と手法とは何か、
 ということである。そしてそれにもまして重要に思えたのは、研究の問題意識、
 把握方法、さらには表現手段が、はたして適切なものであるか、ということ
 だった。大切なのは、根拠なく格下であるかのように見なされそうな人々の
 働く実像、働けない実像を、少しでも正確に知ろうとすることである。
 それが、石川先生からの教えだと、思っている。
  本を執筆したときには、担当の編集者の方から丁寧なご意見をいただいたし、
 学術論文を専門雑誌に投稿すれば、匿名のレフェリー(査読者)から厳しくも
 的確な批判をいただいたりした。だが、正直にいえば、本でも論文でも、
 最も手強いレフェリーとは、いつでも私のなかに生き続ける石川経夫だった。
 
 

ごセツメイ

 何日か前に書いたことで
 ご心配いただいたので
 ご報告。
 ええ、えっと、
 
 銭湯に戦闘てきな気分で
 なにがセントーだと書いた
 わけではないのです。
 その後もただただ、450円、
 銭湯いってます。このあいだ
 はじめて忘れ物(持って行くモノ
 忘れ)がなくなりました。
 
 でも、なんでもそうですが
 なんというんですか、
 わかったようなことをついいったとき、
 自分がときどきイヤになるので・・・。
 
 あれっ、かえってご心配を
 増やしたでしょうか。
 いえいえ、今日はいいことが
 ありました。後日、お伝えしたく。
 いい気になってたら、ごめんなさい。
 けど、よかったあ。
 いいのができました。
 

さんもなんそ。

 夕刊は毎日新聞が好きだ。
 帰りの日比谷線銀座駅で 
 買うのもだいたい毎日。
 そんな夕刊毎日に明日金曜
 インタビューをしてもらった記事が
 出るそうです。
 記事を書いてくださった
 山寺香さんに、取材のときに
 「おひさしぶりです」といったら
 キョトンとされた。初対面だった。
 そんなもんさ。

ボヤ&ブル

 花粉症の薬が効いているのか
 いつも以上にぼんやりしている。
 
 電車のなかもほとんど寝てる。
 昨日、突然、寝ていて、足が
 ブルってした。前に人がいなくて
 よかったものの、そうでなければ
 迷惑だったろう。
 あぶない?

苦しさのなかの楽しみ

 いよいよ、昨日くらいから
 花粉症の症状が本格化し
 始めてきた。毎年のことながら
 ご同症のみなさま、心より
 お見舞い申し上げます。
 この時期、年度末のいろいろな
 ことが立て込みますが(特に
 花粉症には本当にきびしい、 
 書類などの書き物)、なるように
 しかならぬ、と開き直って
 お互いやり過ごしましょう。
 ところで、とても素晴らしいと
 思う取り組みがスタートした。
 http://asa10.eiga.com/
 将来の楽しみとして、古典とでも
 いえる映画をできれば映画館で
 たくさん観たいと思っていたので
 それが一気に可能になった感じ。
 朝の映画館って、いいんですよね。
 なんとか日程を調整して、というか
 つねに朝10時を意識して日程を
 たてたい。仕事は減るな。
 いろいろ観たいものが多いが 
 結構、以前、外国にいたときに
 観たものが多い。また観たい。
 それにしても
 Butch Cassidy and the Sundance Kid
 を、『明日に向かって撃て!』の題名に
 選んだ人たちは、すごいセンスだと思う。
 これだけですでに拍手だ。