スネップでは、20歳以上59歳以下の
いわゆる働き盛りの年齢にあたる
無業者に注目しています。
最近発表された統計によると、
2010年10月に日本人口は一年で
25.9万人減と過去最大の減少幅に
なりました。いよいよ本格的な人口
減少社会への突入です。
人口減少のなかで重要なのは、
働き手、つまりは就業者数を一定
程度確保することです。高齢社会
を受けて、60歳以上の就業者は
着実に増加傾向にあります。
反対に20歳から59歳の働き盛りの
就業者は1997年をピークに減少の
一途を辿っています。高齢社会といっても
社会の主な担い手はやはり働き盛りの
人たちです。その就業者の減少を
食い止めるためにも、孤立無業の
実態をよく調べ、対策を考えないと
いけないと思います。
ただその一方で、60歳以上で
ずっと一人か、家族としか一緒に
いない無業者も、膨大な数にのぼります。
その数は、実に少なくとも1061万人と
働きざかりスネップの10倍にも達する
のです。そのうちやはり3人に1人は、
過去一年にスポーツ、旅行、ボランティア
などを一切していません。
働き盛りのスネップとならんで、
高齢者で社会から孤立した人たちの
置かれている状況にも
もっと目を向けていく必要がある
と思います。