関西方面に新幹線で行くときの
愉しみの一つは、京都で東寺の
五重塔を見ることだ。昼でも夜でも
雨でも晴れでも、こんな美しい姿は
あるだろうかと、いつも思う。
今日は朝時間があったので、久々に
歩いていってみる。東寺には、昭和5年の
火事で被災した黒こげの四天王像がある。
火事によって国宝指定を解除された。でも
この仏像には美しさを超えた、なんともいえない
凄みがある。
今までもみたことがあったかもしれないけれど
今回ものすごく心が揺さぶられた。
今回はおもいがけず白樺派の芸術展に出くわしたり、
久々に英語で同志社でしゃべったり、久々に学会で
コメントをしたり、ロッキングオンの清志郎特集号を
探して歩き回ったり(思いがけない本屋さんにあった!)
と、なかなかの京都小旅行だった。
新幹線ホームにて。
初体験
今日から京都。いつもは京都はまず
日帰りだけれど、今回はいろいろな
ことが重なって、土曜から月曜まで
2泊3日だ。
そこで朝の仕事が終わった後、宿の
近くの自転車屋さんで自転車を借りて
界隈を移動する。京都で自転車は
初体験。京都は、本当にいろいろな
お店があるなあ、と感じる。蕎麦屋も
けっこう多いんだ。はじめて知った。
昨日そして今日
希望学第3巻
『希望をつなぐ-釜石からみた地域社会の未来』
の来週刊行を記念して、昨日、宇野さん、中村尚さん
と盛岡で記者会見。その後、釜石に移動し、鼎談と
対話の集会。どれも楽しかった。
今日の朝日新聞の夕刊(地方版では一部明日の朝刊かも)
で、希望学の4年間をふりかえるエッセイを書かせていただき
ました。イラスト、素敵だ。よろしければご一読ください。
初夏_0601
以前、風でざわわしていた川沿いの草むらを
見たら、見事に刈り込まれていて、すっきりに
なっていた。
近くでも、自動草刈り機で仕事をしている
おっちゃんがいたので見ていたら、
「石が飛んであぶないから、あっちいってぇー」
と、いわれた。
経済セミナー
3月に湯浅誠さんと対談。
その内容が、今発売中の
『経済セミナー』(2009年6・7月号)
に掲載されている。
http://www.nippyo.co.jp/
湯浅さんとはそのとき初対面。
年度末で、大量な派遣雇い止めへの
対応に奔走されていたときだけに
相当エネルギッシュな方なんだろうな
と想像していた。
でも実際お目にかかってみるち
とても飄々としていて自然体で
いらっしゃった。
政治学を大学院でずっと勉強されて
きた方をお招きして、経済学に関心を
持つ読者の雑誌で対談ということで
どうなるのかな、と内心思ったが、
個人的にはとても面白い経験になった。
経済学に限らず、労働問題に関心のある
方には、ぜひ読んでいただければと
思う。
そういえば『仕事のなかの曖昧な不安』
のアイディアを最初に掲載させてもらったのも
経セミだった。発行元の日本評論社さんでは
昨年、『法律時報』という雑誌に、格差問題に
ついて書かせていただいたりもした。
『経済セミナー』は大学や大学院で
経済学に目覚めた学生が最も手に取る
日本語の数少ない、そして信頼できる
雑誌だと思う。不況の影響などもあって
今年度から毎月発売から隔月発売に
なっている。今後とも続いてほしいと
願っている。