身の丈にあった希望

そこで生まれた以上はその地域を愛す、というのが・・・
そういう責任みたいなものを、感ずるんだよね。
ここに生まれたんだから、この土地がもうだめだから
捨てようと思うような気持ちは、よくないと思う。
どこに行っても忘れず、生まれたところは振り返ってみる。
忘れないところ。自分の生まれたところはいいところだと
思うような人でなければ、本当の・・・生まれた価値という
のはないだろうと、そう思ってます。
だからそこから(身の丈に合った希望とか夢、)
すべてが繋がっていくわけだ。
      ——希望学インタビュー「八幡登志男」より
『希望は終わらない』希望学成果報告会2005-2008
(2009年3月4日)
http://project.iss.u-tokyo.ac.jp/hope/symposium/090304_symposium.html

「希望がない」ということ

ある社会において「希望がない」という
問題認識が一定の範囲で共有された場合、
どのような社会的行動が起きると予想される
であろうか。一つの可能性は、「何も起きない」
ことだろう。
      仁田道夫「「希望がない」ということ」
         希望学第1巻『希望を語る』より
『希望は終わらない-希望学プロジェクト成果報告会2005-2008』
http://project.iss.u-tokyo.ac.jp/hope/symposium/090304_symposium.html

ええぇ。

 このあいだ、研究室のある建物の一階でエレベータを
 待っていた。表示は↓、一人の女性が先着。
 建物には地下もある。
 エレベータが来た。彼女が乗る。地下が先なので
 戻ってくるのを、乗らずに待っていた。
 
 彼女は、ポン、ポンと、エレベータ内のボタンを
 何度か押したようだった。
 なかなか閉まらない。しばらくの沈黙。やっと
 ドアが閉まる。さっきまで↓だったサインが
 なぜか↑に変わっていた。
 ひとこと、言ってぇ。
 心の中心で「ええぇ」と叫ぶ。
 
 

またまた青山で会いましょう。

 4年間続けてきた希望学が一つの佳境に
 さしかかっている。4月からシリーズものとして
 希望学全4巻が東京大学出版会から刊行される。
 その編集が昨年来の主な仕事になっている。
 本がただでさえ売れない時代に、シリーズ本の
 刊行は大きな挑戦だ。希望学からは実に多くの
 ことを学んだ。希望学に関心を持っていただいて
 きた方、支援をいただいた方に少しでもお返しが
 できればと思っている。
 2月6日のラヂオでも書いたように、3月4日に
 希望学の一番最初の会議を開いた東京青山の
 ウィメンズプラザに戻り、4年間の成果報告会をします。
 お出でいただいた方に、ちょっとしたプレゼントも
 準備中。懇親会で「ゲンダラヂオ」といっていただければ
 何か差し上げようかな、と。
 平日ではありますが、報告会だけでなく、懇親会にも
 みなさんのお越しを、希望学関係者一同、心より
 お待ちしています。