元ゼミ生からの
心あたたまるメール。
アマゾンに書かれなかったら
買わなかったんだな。
〇
>
> 『希望のつくり方』よみました。
> Amazonの評価が高かったので買ったのです。
> 面白かったので友達に紹介したら、タイトルを見て、
> 「カバーつけて読んだほうがいいかも。絶望してる人だと思われるよ!」
> と言われてショックでしたが…(笑)
>
2010年12月
来年の予想(その1)
2011年がどんな年になるのか
想像もつかないけれど、
一つきわめて高い可能性で
生じそうなことがある。
総務省統計局『労働力調査』
によれば
高度成長期の1961年以降、
製造業の就業者総数はずっと
景気の浮き沈みで変動しながらも
ずっと1000万人を上回り続けた。
それが50年ぶりに1000万人を
来年は割り込む可能性が大だと
思う。
1992年のピークには1500万人を
上回った日本の製造業就業者数は
その3分の1以上をついに失うこと
になる。
今年盛んに国内総生産は日本が中国を
下回ることが言われたが、個人的には
なんだかこちらのほうがショックだ。
戦後日本の経済成長の象徴であった
「ものづくり」が一つの時代を終えるの
だろうか。
釜石もそうだったが、試行錯誤を経た上で
また新しいかたちの「ものづくり」が復活
することを期待している。
雇用創出の方向性
2008年秋以降の
いわゆるリーマン不況の下、
きびしい雇用環境が続いている。
そのようなむずかしい状況のなかでも
新しい雇用機会をつくり出している
(ジョブ・クリエイション)分野を調べて
いる。
人手不足が期待されてきた
「医療・福祉」分野はほぼ堅調に雇用機会が
創られている。2000年代初めと比べれば
「金融・保険」分野も傷は比較的浅かったようだ。
街を歩いているとお店の閉店も多いように思うが、
「飲食店、宿泊業」は案外堅調だ。無論、こちらでは
同時、雇用機会が失われるジョブ・ディストラクションも
少なくないが。
そのなかで雇用創出が思いの他、大きいのが
「専門サービス業」だ。
専門サービスには、多様な業種が含まれるが
そのなかには、資格を必要とするものの他、
アーティスティックな分野も含まれる。
同じ専門でも、硬直的な専門は時代の変化に
弱い。いっけん矛盾にきこえるかもしれないが
大事なのは柔軟性のある専門サービスだ。
その他、製造業は全体に苦しいが、そのなかでも
「その他の製造業」には雇用創出の兆しがみられる。
つまりは、従来の範疇にとらわれない「ものづくり」に
希望があるということだ。こちらも古い枠組みに対して
柔軟性のある製造業ということかもしれない。
サービスでありながら柔軟に専門的。
製造でありながら従来にない分野。
もっとくわしく調べてみる必要があるけれど、
今後の国内の雇用創出の望ましい方向として、
このあたりがが一つのカギを握っていると思う。
12月8日
今日のラジオは朝から
ずっとジョン・レノン。
ビートルズのなかでは
なんとなくジョージ・ハリスン
の曲が好きだけど、それでも
やはりいいもんだな。
のようなもの
9月のような朝。