計画

昨年度まで
2年間にわたり
福井県庁から
出向いただいていた
荒木一男さんの
論文が、
社会科学研究所の紀要である
『社会科学研究』に掲載された。
https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/jss/71/02/index.html

東日本大震災で
被災した市や町の
震災からの復興計画と
長期的な総合計画が
いかなる関係にあったのかを
俯瞰的に論じたものだ。

各市町の議会の議事録を
丹念に読み解き、
ときには記録の行間を深く推察し、
研究者であると同時に
地域行政の担当者としての立場から
自分ならどう考えるか
という視点が貫かれた
貴重な研究となっている。

ぜひ地域行政のみならず
関心をお持ちの方にご一読いただくことを
願っている。

感染症拡大後には
震災とは別のかたちでの
復興が必要とされている地域も多いと思う。
その関係者の方にも大いに参考となる
論点が示されていることと思う。