お詫びと訂正があります。
これまでご紹介してきた
孤立無業に関する分析結果は
2006年に実施された社会生活
基本調査の匿名データを用いた
ものでした。
一方で、匿名データは1996年と
2001年の同調査についても利用
可能なため、一部でそれらの年に
関する結果も紹介してきました。
ところが昨日、分析結果を再度
確認してみたところ、96年の結果に
一部計算ミスのあることが判明しました。
そこで、次の点について発言を修正
の上、お詫びしたいと思います。
SNEP (1)のなかにある
「1996年には35万人だったスネップは10年で3倍に増加
していたのです」
を、
「1996年には61万人だったスネップは10年で45万人も増加
していたのです」
とさせていただきます。
またSNEP(2)のなかにある
「そこで社会生活基本調査を使って明らかになったのが、
20代から50代までの働き盛りの無業者のうち、100万人以上が
スネップであることでした。今や無業者の57%がスネップです。
1996年には29 %にすぎなかったことと比べると、驚くべき
増加です。」
を、
「そこで社会生活基本調査を使って明らかになったのが、
20代から50代までの働き盛りの無業者のうち、100万人以上が
スネップであることでした。今や無業者の57%がスネップです。
1996年には50 %、2001年も48%だったことと比べると、
増加傾向がみられます。」
に修正します。
言い訳ではありませんが、データを用いた分析では
どれだけ慎重にデータを取り扱い、分析結果を何度も
確認したつもりでも、それでも後で誤りがみつかる場合
があります。
その場合には、すみやかに誤りを認め、修正することが
何より大事です。その他にまた修正すべき点がみつかれば、
即座にご連絡させていただきます。
尚、右にある論文についても速やかに改訂稿に差し替える
予定ですので、ご容赦ください。